札幌市青少年科学館は新さっぽろ駅すぐにある科学館です。常設されている展示だけでなく、ワークショップ、講座、イベントなどを通じて、科学の様々な側面に触れる機会を提供しています。展示内容は物理学、化学、生物学、工学など、幅広い科学分野にわたります。
訪れる子供は「学ぶ」目的で来ていないかもしれません。ですが、遊ぶ感覚で「これはどうなってるんだろう?」「あれも触ってみたい」と、体験を通してどういう理由・原理で目の前の現象が起こっているのか、自然と科学的根拠を学べる造りになっています。
そんな青少年科学館が2024年4月にリニューアルしました。新しい展示物にはプロジェクションマッピングを採用されているものが多くなっています。見るだけでなく、体験することでより楽しく科学に触れられますね。
予約について
予約方法
あらかじめネットで入館とプラネタリウムの予約ができます。当日券もありますが、土日祝にスムーズに入館したい人や、プラネタリウムを見る予定がある人は予約しておいたほうが確実です。
予約は公式HPからできます。(webketの登録が必要です)
予約は入館の時間指定となっています。9:30~10:30、11:00~12:00、12:30~13:30、14:00~15:00で入場時間が分かれています。
筆者は12:30~13:30で予約したのですが、12時前に到着してしまいました。12時前にバーコードリーダーを通すと指定時間外になってしまい入場できないのですが、12時になったら入れました。(係の人が12時過ぎれば入れますよ、と教えてくれました)指定の30分以上前に着いてしまった場合は休憩室で時間が来るのを待ちましょう。
中途半端な時間だったせいか、春休みでも入場ゲートで並んでいる人はいませんでした。
何時に行こうか悩む人もいると思いますが、展示の体験に整理券の必要なものがあります。12時に行って後悔したのはこの部分です。
整理券が必要なもの
開館中毎日
・低温プレイプレイグラウンド 10:30~、12:00~、13:30~、15:45~
土日祝と長期休暇期間(平日と15:30以降は整理券不要)
・カーリング
・スケルトン
・スノードームシアター
・地下鉄
リニューアルオープンしたての春休みだったため、12時入場では整理券はほぼ残っておらず、スケルトンしか体験することができませんでした。整理券の配布は各体験展示そばの発券機でしています。なので、土日祝に全部体験したい場合は、朝一に来館して入場したらまず整理券を人数分発券して歩かなくてはいけません。
プラネタリウム入場時間
プラネタリウムを見たい人はプログラムと時間をあらかじめ確認していくことをオススメします。
第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 | 第6回 | 第7回 | |
5月~ 9月平日 | 団体専用 | 団体優先 10:25 | 団体優先 11:40 | 13:00 | 14:15 | 15:30 | |
5月~ 9月土日祝 | 9:40 | 10:50 | 12:00 | 13:15 | 14:30 | 15:45 | 17:00 |
10月~ 4月平日 | 団体専用 | 団体優先 11:30 | 団体優先 12:45 | 14:00 | 15:15 | ||
10月~ 4月土日祝 | 10:15 | 11:30 | 12:45 | 14:00 | 15:15 | 16:30 |
※時間や回数は現在のものから変更される場合がありますので、ご利用前に公式HPをご確認下さい。
プラネタリウムのプログラム一例(平日)
上映時間 | プログラム名 | おすすめ年齢 |
10:15~10:55 | おばけのマールとゆめのとびら | 小さな子供と保護者向け |
11:30~12:30 | 「水の惑星ー星の旅シリーズー」星空生解説 | 小学校低学年以上 |
12:45~13:45 | 「ぎんがと夢の宇宙大冒険」星空生解説 | 小学校高学年以上 |
14:00~14:40 | お化けのマールとゆめのとびら | 小さな子供と保護者向け |
15:15~16:15 | 「水の惑星ー星の旅シリーズー」星空生解説 | 小学校低学年以上 |
上記のほかに「全編成解説プラネ」という、投影時間50分の小学生以上対象の星空解説をたっぷり聞きたい人向けのプログラムもあります。(土日祝の最終回)
参考までに。春休みの12時の段階で空席を確認したところ、第4回まですでに残席なしでした。
料金
大人 | 子供(中学生以下) | |
展示室 | 700円(減額対象の方500円) | 無料 |
プラネタリウム | 500円(減額対象の方360円) | 無料 |
展示室・プラネタリウムセット観覧 | 1000円(減額対象の方860円) | 無料 |
各階でできること
1F

①交流コーナー(休憩所)

無料で利用できる休憩室です。6人座れるテーブルが40卓あります。団体で休憩できるぐらいの数がありますので、満席になる心配はほぼほぼないでしょう。
ここではお昼休憩をしている家族が多いです。すぐ近くに商業施設がたくさんあるのでそちらで買ってきたものでも、お弁当でも、各々持ちこんだものを食べています。以前はあったホットスナックの自動販売機はなくなっていたので、ここでお昼ご飯を食べたい場合は持参しましょう。飲み物も水筒を持参している人が多いように見えました。
②プラネタリウム
記事上部でも紹介しましたが、土日祝は予約しておいたほうが良いでしょう。プログラムも時間帯で決まっていますので、見たいものを目がけて来館しましょう。
③工作室
工作室は日祝のみとなっています。工作室の利用のみの場合は展示室の入場券は不要です。
時間は①10:00~、②11:30~、③13:30~で、所要時間はおよそ45分、定員は各16名で、先着順となっています。対象は小、中学生で、保護者の入室はできません。値段は工作内容によって金額が変わりますが、具体例として4月の「さくらスコープ」は400円となっています。
当日に工作室前にある二次元バーコードを読み取り、参加したい回の予約します。(WEBKETの会員登録が必要です)
工作は時間ギリギリに来館しても空きがない可能性が高いです。
2F

④天文、地球科学

とても目をひく大きな地球儀はリニューアル前からありますね。青少年科学館一の写真映えスポットだと思っています。

何度も来ている人もいるかもしれませんが、今一度体験してほしいのが、この地震のメカニズムを学べる展示です。ハンドルを回すと右の地面が左下にずれていって、噴火が起こり、左の巻き込まれた地面が跳ね上がるというもので、「スロースリップ」がどういうものか、目で見て理解できるようになっています。近年地震が増えてきている今だからこそ、地震がどのように起こっているのか子供たちにも学んでほしいですね。
他にも竜巻を発生させる装置や宇宙について学べる展示物がたくさんありますよ。
⑤雪、氷のゾーン


雪国ならではの、雪や氷について学べるゾーンです。氷柱のような柱一つ一つも展示物になっています。北海道に住んでいると雪なんて当たり前の事象ですが、あまりどんなものか深く考えたこともないですよね。例えば、流氷と氷山の違いを子供に聞かれたら答えられますか?答えは、海水が凍ったものが流氷で、陸地でできた氷が海まで流れてきたのが氷山です。そういった大人でも「へえ~」と声が出てしまうものがたくさんありました。
低温プレイグランドは整理券がないと中に入ることができません。1日4回、各回15分ほどで、マイナス30度の世界を体感することができます。
スノードーム、スケルトン、カーリングも土日祝と長期休暇中は整理券が必要になります。(15:30以降は整理券不要)
スノードームは自分の動きに合わせて動くアバターで雪を集めるゲームで遊ぶことができます。スケルトン、カーリングも、ゲーム感覚でウィンタースポーツを体験できます。

雪の結晶ってキレイですよね。自分だけの結晶をデザインできますよ。以前からある展示ではありますがブルーの雰囲気が良いですね。

スケルトン、思ったより難しかったです。子供でもできます。(上手にできるかどうかは別です)画面を見ながら体を左右に体重移動するだけなのですが、スピードが上がらずビリでした・・・。

氷のつぶに見立てたボールを上になげて、上空で雪がどうやってできているのか体験できます。

かまくらのパズル。かまくらってどうして暖かいのか?という展示です。どの展示も「体験」できるようになっているので、見るだけのテキストとは違う学び方ができますね。
⑥環境、気象ゾーン

気象や気候について学べるゾーンです。他のゾーンに比べて比較的空いていたように感じました。
混んでいたのは砂で地形を学べる展示なのですが、ゲームセンターにある「え~でるすなば」ってご存じでしょうか?それの勉強できる版といった感じで、白くてさらさらした砂にプロジェクションマッピングが投影されて、砂の高低差を読み取り地形を自在に変化させることができるようになっています。

写真に写っていないのですが、写真右手にアンモナイトもあって、触れるようになっています。
⑦特別展示室


工作がたくさん置いてありました。自由研究のお手本になりますね。自由に触って遊べるようになっています。

靴を脱いで子供を遊ばせられます。カプラなどおもちゃも置いてあるので、大人が疲れたらここで子供を遊ばせて、隣で座ってちょっと休憩できますね。仮設休憩所にもなっていて、テーブルとイスも設置されていました。休憩できるところは3Fにもあります。
3F

⑧サッポロバックステージ

地下鉄という展示で、運転の疑似体験ができます。土日祝は整理券が必要です。(15:30~は不要)

自分の動きに合わせて画面の人も動きます。必要なエネルギーを左右に動いて集めるゲームになっています。最後点数も表示されますよ。
整理券なしで利用できますが、待ち時間が非常に長かったです。

ちょっとした展示物もあちこちにあります。

除雪機に乗って除雪体験ができます。冬になったら除雪されるのが当たり前に思えてしまいますが、体験することで大変な仕事をしてくれている人たちがいることもわかりますね。ここも結構待ち時間を覚悟したほうが良いです。

壁際にひっそりと企業展示がありました。テレビが置いてあるなと思いきや、タッチパネルになっていました。「川」をタッチすると豊平川が映し出され、大雨の後見回りをしているなど、まちを守ってくれている企業のお仕事を知ることができます。
⑨サイエンスパーク

以前からある展示ですが、子供に人気の展示パワーフォレストです。ボールはニュートンのリンゴに見立てていて、物体の動きを学べるようになっていますが、ボール集めに夢中で取り合いになっている子供もいました。

空気砲で的を狙う展示物です。テレビでよく見るでんじろう先生みたいなことができます。

小さな子が好きなやつですね。縮んだり、ノッポになったり、ずっと見てられる所です。

このゾーンは、科学の力や原理を色濃く感じられる展示物が多いです。小さい時に来るのと、少し大きくなってから来るのでは理解度や学びが違うと思います。大人でも勉強になるので、子供の為にきたとしても、一緒に楽しめますよ。
子ども達が全力で遊ぶせいか、リニューアルオープンしたばかりのはずなのにすでに「調整中」になっている展示物もいくつかありました。
オープンしたてなのに…と思う人もいるかもしれませんが、展示数自体がかなりあるので、2〜3個使えなくてもさほど気にならないと思います。1日で全部体験する方がむしろ大変ですね。
⑩ボディアドベンチャー

体のしくみを学べるゾーンです。この口の中から入って、食べ物の気分になって周ってねということでしょう。インパクトのある入り口ですね。みんなここで写真を撮ってます。


食べ物として入ってきてるので腸の中を巡ります。ちょっとした迷路のようで小さな子達がはしゃいでいました。

瞳孔の所にカメラが付いていて、自分の目を撮って隣の画面で見ることができます。自分の目をアップで見ることってなかなかない機会ですよね。

バイキンをやっつけたりするゲームがたくさんあります。終了後に撮影タイムがあるのでカメラを準備しておきましょう。子供には結構難しいです。

斜めの部屋。名前の通り斜めになっているだけなのですが、めまいがしそうになりました。すごく不思議な感覚になります。三半規管の弱い方は無理をしないでくださいね。

小さな子供が遊べるスペースがあります。おもちゃもあるので、歩き疲れたらここで座って遊ぶのもいいですね。
⑪サイエンスホール
学校向けの講演など、大きいイベント用のホールとなっています。
⑫休憩所

自動販売機や水飲みコーナーがあります。疲れたら休憩できる場所があるのは嬉しいですね。
⑬サイエンスショーコーナー

サイエンスショーは整理券不要となっています。「炎のいろいろ・・・燃えかたのナゾをときあかせ!」は7月31日までの土曜日以外に行われています。時間は10:00、11:00、13:00、15:00から、1回15分程度となっています。席に座れなくても立ち見もできますよ。
土曜日は「レモンのちから」という別の内容となっています。
サイエンスショーのコーナー奥には実験室があり、日曜日のみイベントを実施しています。6月30日までは「明かりの大かくめい」という実験が行われており、11:00からと14:00からの二回で、当日先着順で各回16名の定員です。
工作室同様、二次元バーコードを読み取って予約する形になります。(WEBKETの会員登録が必要です)パスワードは2階案内、3階実験室前にあります。
アクセス・営業時間
アクセス
〒004-0051 北海道札幌市厚別区厚別中央1条5丁目2−20
TEL 011-892-5001
地下鉄東西線新札幌駅1番出口徒歩1分
土日祝と特別展期間中は青少年科学館の駐車場が利用できます。一組の滞在時間が長いため、混雑時は周辺の駐車場も検討しましょう。
近隣駐車場
サンピアザ、デュオ、北駐車場、南駐車場、Dパーキング、新札幌駅前駐車場
営業時間
5月~9月 9:00~17:00
10月~4月 9:30~16:30
入館は閉館30分前まで
休館日 毎週月曜日、毎月最終火曜日、祝日の翌日、特別展最終日の翌日、12月27日~1月4日
(特別展期間および4月29日~5月5日までは無休)